第53回 日本理学療法士学会学術大会 第23回 日本基礎理学療法学会学術大会 ― 身体運動学を極める ―

会長挨拶

 この度、第23回日本基礎理学療法学会学術大会を2018年12月15日(土)・16日(日)の2日間にわたり、京都市の京都テルサにて開催することとなりました。
 日本基礎理学療法学会は、疾患領域に基づく縦断的な研究体系に対して、理学療法学における横断的かつ学際的な学問統合の基盤の場として資することを通し、臨床における理学療法効果の根拠となる知見を得るための学問分野として、真に科学的な理学療法学の発展に寄与することを目的に設立されました。
 この目的を達成するために、1)人体構造・機能・情報学、2)身体運動学、3)神経生理学(運動制御・運動学習)、4)生体評価学、5)運動生理学の5つの研究領域が設けられています。日本基礎理学療法学会は、これら5つの研究成果を統合し、理学療法を支える新たな基盤的学問体系を創造し、その成果を広く発信することにより、理学療法の科学的検証に資することを通して、広く世界の人々の健康と幸福に貢献することを使命として学術活動を継続することを目指しています。
 本学術大会は、上記の5つの研究領域に携わる研究者が日頃の研究成果を発表するとともに、当該領域に関する最新の知識と情報を交換・発信する場であり、わが国の基礎理学療法学の発展に大きく貢献することを目的として開催されるものです。
 2017年は、同一日程、同一会場での連合学会方式で12分科学会の学会が開催され、その中で、JSPTF第4回基礎理学療法学術集会とJPTF第22回日本基礎理学療法学会の合同学会として行いました。2018年は、分科学会が独立して行う最初の学会となり、JSPTF基礎理学療法学会とJPTF日本基礎理学療法学会との合同学会として開催してきた学術大会を、合併の最後のステージとして、第23回日本基礎理学療法学術大会として統一名称で開催します。

 今回のテーマは、「身体運動学を極める」としました。基礎理学療法学会が研究領域とする5つの領域の中でも特に身体運動学に焦点を当て、講演を企画しました。  特別講演として「最近の画像診断技術の進歩に伴う関節運動学」として大阪大学の菅本一臣教授に、「人工膝関節のバイオメカニクスの最新知識」として京都大学の松田秀一教授に講演して頂きます。また、「超音波診断装置を用いた生体組織の評価とその応用」というシンポジウムを企画しました。基礎理学療法学に関する教育講演も7つ企画しています。  今までの日本理学療法学術大会においても基礎領域の演題が最も多く発表されてきました。連合学会から単独の分科学会開催となる2018年度の日本基礎理学療法学術大会においても多くの研究者が京都の地に集まり、多くの研究成果が発表され、理学療法学の発展に寄与できる場になることを願っています。

第23回日本基礎理学療法学会学術大会
学術大会長 市橋則明(京都大学大学院医学研究科)

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